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研究開発課題3


多様なニーズのあるこどもと家族を支える仕組みづくり:
ナゴヤ子ども応援大綱の実現に向けて
研究開発課題リーダー:山中 亮(名古屋市立大学 人間文化研究科 教授)
参画機関:名古屋市立大学 
 
1. 多文化対応力の高いスクールカウンセラーの育成プログラムの開発
在留外国人の数は年々増加しており、10年後には特に愛知県の増加は顕著であると考えられる。しかし様々な文化的背景のある子どもとその家族をよりよく理解し、適切な支援を行うためには、専門家の態度、知識、スキルをより向上させる必要がある。こうした点から、すでに学校において専門職として活動しているスクールカウンセラーを対象とした、高度な多文化対応スキルを身につけられるような、教育プログラムの開発に取り組む。それにあたって、多文化への理解、態度、スキルについてスクールカウンセラーにどのような課題があるか調査し、課題を整理する。そして、教育プログラムの開発にあたるとともに、そのプログラムの成果についても検証をしていくこととする。
2. 多様なニーズのある子どもの援助要請力を高めるための教育プログラムの開発:ピアサポートに注目して
発達障害があったり、医療ケアが必要だったり、適応に苦労していたり、海外にルーツがあったり、家庭環境が脆弱だったりと、多様なニーズのある子どもがいる。こうした子どもたちが自分自身で周囲に助けを求めることができれば、より早期にそして確実に困っている子どもとその家族へのアクセスが容易になると考えられる。さらに、大人だけでなく子ども同士でSOSのサインをキャッチしあえるピアサポート的関係をもつことができれば、それが支援につながるとも考えられる。こうした力を身につけられるような有効な介入方法を検討し、効果を確認する。
3. 発達障害のある子どもとその家族を地域が支える仕組みづくり
発達障害のある子どもたちの養育者の負担はとても大きいことが指摘されている。名古屋市では、仕事をリタイアしたり、育児などが一段落ついた市民が地域の子育てを支援する”のびのび子育てサポート事業(ファミリー・サポート・センター事業)”をすでに実施している。そこで、のびのび子育てサポート事業(ファミリー・サポート・センター事業)の提供会員などに、発達障害とその関わり方について十分に学ぶ機会を提供し、地域におけるレスパイトサービスやデイサービスやナイトサービスの担い手となってもらう育成事業を検討し、地域の子育て支援システムの質の向上を図る。まずは発達障害のある子どものいる世帯のニーズを調査し、また地域のリタイア世代など担い手となってもらえそうな人達の発達障害についての理解の程度についても併せて調査をして、育成プログラムの作成に着手する。また、実際に地域で児童発達支援サービスに関わっている方々(児童デイや放課後デイの職員さん等)も調査の対象に含めて、困り感や、専門的研修のニーズを明らかにする。