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研究開発課題1


乳幼児と家族の困難を取り除くすこやか環境のデザインと応用
研究開発課題リーダー:岩田 欧介(名古屋市立大学 医学研究科 准教授)
参画機関:名古屋市立大学 興和(株) (株)アラクス
 
研究開発計画
母児の睡眠・ストレス応答・心理状態・児の発達に環境が与える影響を明らかにし、これに基づく健康行動を啓発する。健康指標のスクリーニングと、ハイリスク群に解決策を個別処方するシステムを開発し、成長に沿って支援提供する仕組みを作る。育成型期間は母児の睡眠・健康・ストレス・心理状態・育児困難を自宅で評価するツールを開発し、試験実装を行う。本格型昇格後の実用化を目指す。

1. 母児の睡眠評価に基づいたすこやか睡眠衛生の実践
育成型では既知の科学的根拠に基づいて母児の睡眠を向上させる知識を啓発.学校向け教育プログラムも作成する。母児の睡眠・心と体の健康をとらえるすこやかアプリを開発。本格型採択後は、アプリによる一時スクリーニング、アクチグラフ(自宅へ郵送)による睡眠の二次スクリーニング、ハイリスク群に対する医療介入・すこやかサポーターによる個別化すこやか習慣の処方、すこやかピアサポートによる育児支援の実施につなげる。
2. 乳幼児のストレス評価に基づいた育てにくさの解決
センサーマットでストレス定量する技術をヘルスセンシング社と共同開発中、本格型採択後はすこやかアプリで抽出したリスク群を在宅評価し、児のストレス源・ストレス軽減環境や育児行動を同定・フィードバックする技術の確立を目指す。
3. 環境と感覚入力の最適化による発達障害の予防
母の語りかけが、早産児の発達を改善するかを、別途の外部資金を得て検討中である。本格型採択後はこれを発展させて、語りかけや家族の音声動画が、健常新生児の睡眠・ストレス・発達に与える影響を検証する。
4. 相互に支え合う持続可能なピアサポートシステムの構築
利用も提供もしやすい育児ピアサポートを保育施設と連携してモデル化する。休日や夕刻のプレイグループを利用・支援する市民のためのマッチングアプリを開発する。本格型採択後は広域展開し、事業化を検討する.青少年期までのこどもに、コミュニティの中の子育てに関する教育を実施するとともに、育児支援側の早期参加機会を提供する。