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研究開発課題3


医療分野の産業安全保健の総合デザイン
研究開発課題リーダー:榎原 毅(名古屋市立大学医学研究科 准教授)
参画機関:名古屋市立大学、株式会社SMB
 
医療労働において、医療従事者の安全・健康を担保し、将来にわたる健康を獲得するためには、日々の労働形態・作業条件が将来の健康を規定する決定因子となりえるという認識を個々人が持ち、よりよい日々の動作・姿勢・身体活動の習慣を獲得することが重要となる。身体負荷レベル単体で将来の健康は規定されるのではなく、当事者がその状況をどのように認知し,自律的に行動できるか、という観点が将来の健康獲得には不可欠となる。将来にわたる健康を獲得するためには、日々の労働形態・作業条件によりどの程度自分自身の動作・姿勢に拘束性が生じていて、どのようにすれば予防・健康増進的に多様な動作・姿勢や身体活動を自律的に確保できるのか、という実態をセンシング技術で客観的に「見える化」することが有益と考えられる。自律的に多様な姿勢・行動・活動を創出する行動変容を促す自己モニタリングツールを将来、社会実装することがプロアクティブ型産業安全保健のキーになると考える。
そこで、本研究課題3では、医療分野において近年、難治性の首・肩・腰・手首のMSDs/RSIの多発が国際的に注目されつつある内視鏡治療従事者の医療労働を対象として、自己モニタリングツール開発に向けて以下の2点(1.、2.)に取り組む。

  1. 非接触型センシング技術(body tracking技術)を活用した、内視鏡治療従事者特有の動作・姿勢・身体活動の同期センシングパラメータの開発と検証
  2. 行動変容を促す自己管理用モニタリングツール・センシング技術の動向調査

1. 非接触型センシング技術(body tracking技術)を活用した、内視鏡治療従事者特有の動作・姿勢・身体活動の同期センシングパラメータの開発と検証
  • 誤検知率10%以下、動作安定性テストの達成度90%(正常記録時間/測定時間)
  • 学習データ(リファレンスデータ)の収集:実フィールドでの1,000人・時のセンシング・データ収集
2. 行動変容を促す自己管理用モニタリングツール・センシング技術の動向調査
  • モニタリングツールのユーザインタフェース・モックアップを5点試作
2020年度は株式会社SMBと共に,非接触型による同期センシングシステムの開発および測定パラメータの特定を行う。2021年度では,名古屋市立大学病院・内視鏡検査治療室(3室)に開発システムを設置,動作検証とリファレンスデータの収集を行う(1)。同時に,本格型移行時に開発する「行動変容を促す自己管理用モニタリングツール」に必要となる国内外の関連・周辺領域の研究・技術・製品・知財状況の調査・把握を行う。それらを基に,開発すべき自己管理用モニタリングツールの技術仕様書の精緻化を2021年度内に行う。